台南高雄2017/12 台南の「安平古堡」に攻め入るの編

スポンサードリンク

2017/12/28
台南高雄旅2日目の午前。
台南西部の観光地「安平古堡」を目指してウロウロ中。
TWN2017DECY042R[2]
その途中、魚屋のようでもあり軽食屋のような店舗がありました。
何とも言えないローカル感がいいですねえ。

こんなようなお寺的なものもあり。
TWN2017DECY047R[2]
始めのうちは物珍しくて写真を撮りまくりますが、そのうち慣れてきます。
などと、道草を食っている場合ではありません。

第一重点目標の「安平古堡」に辿り着きました。
TWN2017DECY064R[2]
まずは入口横のチケット売り場で入場券を購入します。

入場料は大人1名50NTD(約400円)。
TWN2017DECY065R
こちらが入場券。

入場してすぐのところに・・・。
TWN2017DECY068R[2]
「安平古堡」の全体図の説明があります。

なんと懇切丁寧な日本語で書かれたパンフレットもあり(クリ拡)
TWN2017DECY074R
これは非常にありがたいです。

この「安平古堡」はオランダ統治時代の1624年に、オランダ東インド会社によって建設された城堡とのこと。
当時は「ゼーランディア城」とも呼ばれていたのだそうな。
台湾てオランダに占領されていた時代があったんですね・・・。
恥ずかしながら、この時初めて知ったのでした。

お城の周りには・・・。
TWN2017DECY071R[2]
こんなような朽ちた城壁の一部が残っています。
赤いレンガは、当時既にオランダの植民地だったバタビア(現在のジャカルタ)から運ばれてきたものなのだそうな。

で、こちらがメインイベントのお城本体。
TWN2017DECY181R[2]
白い灯台のような建物は、1945年に監視塔として作られたもので、1974年に展望台に改装されたのだそうな。
後で上ってみることにします。

レンガ造りの壁面。
TWN2017DECY178R[2]
明らかに中華なものではない、西洋風な感じです。
過去の複雑な歴史を感じさせられます。

城堡を上った先は・・・。
TWN2017DECY176R[2]
「史跡記念館」になっています。

内部には、当時のお城の模型があり。
TWN2017DECY154R
現在は陸地の真ん中にあるこのお城ですが、築城当時は海に面した場所にあり、沿岸防衛の要衝になっていたのだそうな。
などなど興味深い資料が沢山あり。
こういうのを自分のペースでじっくりと見学できるのが、海外一人旅の醍醐味でもあります。

そんなゼーランディア城も・・・。
TWN2017DECY166R[2]
1662年、中国・福建省出身の明代の英雄・鄭成功の軍隊によって駆逐されます。

左側がオランダ軍で、右側が鄭成功の軍。
鉄砲などの近代兵器で武装したオランダ軍を、弓と剣と気合いで撃破したとのこと。
まあ、そりゃオランダ側は母国から遠く離れていて補給が困難なわけで、持久戦に持ち込めば地元のほうが有利ですわな・・・。

では、この展望台にも登ってみることにしましょう。
TWN2017DECY119R[2]
高いところには登ってみないと気が済まない性分なので。

階段の段数は60段。
TWN2017DECY122R[2]
やや息切れするものの、大したことはありません。

展望台に到達。
TWN2017DECY138R[2]
窓から見える景色の解説もあり。

こちらは北西方向。
TWN2017DECY130R[2]
住宅地の向こうに湿原のようなエリアが広がっています。
昔はこのすぐ近くに海が広がっていたとは、想像できませんね・・・。

こういう西洋風のお城の名物といえば・・・。
TWN2017DECY110R[2]
こちらのキャノン砲。
住宅地に狙いを定めています。
マカオの砦にもあったなぁ

砲身の内部をチェック(お約束)
TWN2017DECY111R[2]
キレイに掃除されていて、ゴミは詰まっていませんでした。

こちらはオランダを追い払った英雄・鄭成功様の像。
TWN2017DECY186R[2]
今も城堡を見守り続けています。

というわけで・・・。
TWN2017DECY191R
台南の郊外に今も残るオランダ統治時代の面影「安平古堡」でした。
世界史マニヤな方は是非どうぞ。

「安平古堡」の場所はこちら。

バスを使った行き方(の例)は、前回の記事をどうぞ。

次回は、この近所でローカルお昼ご飯の編。