2015/10月の某日
半年ぶりに、飯田橋の「香港贊記茶餐廳」へ行ってみました(3回目)。
東京にいながらにして、香港の「茶餐廳」を体験できるという貴重なお店です。
2015年の4月ぐらいにオープンした当初は、多くの香港ファンが詰めかけ大賑わいでした。
当時のレポートは下記。
東京で香港食その2・香港贊記茶餐廳@飯田橋
東京で香港食その3・香港贊記茶餐廳を再訪@飯田橋
そして、あれから6カ月が経過。
果たしてこのお店は、どーなったのか。
土曜日のお昼前に訪問。
お店は健在。
でも思ったよりも閑散としている・・・。
半年前にいた香港人の店員さんはいなくて、日本人の店員さんになっていました。
店員さんの広東語が飛び交うことはなくなりましたが、広東語のラジオ?みたいなのが店内に流れていました。
あとはテレビでTVB「翡翠台」が流れれば完璧なのですが。
卓上のメニューに変化あり(クリックして拡大)。
半年前に比べて、かなり種類が増えました。
飲み物メニューには「好立克(ホーリック)」「阿華田(オルバティン)」といった、香港の茶餐廳ではお馴染みの麦芽飲料(私は未体験ですが・・・)も取り揃えています。
サンドイッチ類(三文治)も、以前はハム卵サンドぐらいしかなかったのが、
- 芝士(チーズ)
- 餐肉蛋(ランチョン・ミート&卵)
- 咸牛肉蛋(コンビーフ&卵)
- 牛油果蛋(アボカド&卵)
などが加わりました。
その他、多士(トースト)類も種類が増えた他に、かき氷(冰類)も追加されたようです。
かなり香港のリアル茶餐廳に近づいてきた感があります。
さらに、14:00~19:00の「下午餐(アフタヌーン・ティー)」メニューも登場。
なんと、各種「出前一丁」登場です。
撈麵(汁無し麺)にもできるのも、香港同様。
しかし、このときはお昼前なのでオーダーできず残念。
こちらはランチセット・メニュー。(クリックで拡大)
各種飯類あり。
この日のラインナップは、
- 香茅豬扒飯(豚ロース飯レモングラス)
- 鮮茄豬扒飯(豚ロース飯トマトソース)
- 薑葱鶏扒飯(鶏もも肉飯ジャンジャーソース)
- 鮮茄鶏扒飯(鶏もも肉飯トマトソース)
の4種類でした。
飲み物とエッグタルト(蛋撻)付きで970円(税込)のセットです。
香港に比べるとお高いのは、円安なので致し方ありません。
店員さんは日本の方なので、もちろんオーダーは日本語で可能。
この日は「薑葱鶏扒飯」のランチセット(970円)にしてみました。
お米はジャポニカ(日本米)のため、かなり日本ナイズされています。
鶏のモモ肉も、骨がなくしっかりと調理されています。
「薑葱(ぎょんチョン)」は、ネギ油のソースで、私の好きな風味です。
香港らしい濃厚な味を期待しましたが、全体としては味つけは薄目の印象。
でも、(香港マニヤではない)日本人には受け入れやすいかもです。
エッグタルトは焼き立てホクホクで美味です。
エッグの上品な甘みとサクサク生地の組み合わせが素晴らしく、これは必食。
甘ーいレモンティーも健在です。
レモンもたっぷり入っていて、香港の味を満喫できます。
お店の壁面に掲示されているメニュー。
お値段の部分に注目。
広東省の謎数字「蘇州号碼」で表記されています。
かなりマニヤック。
「蘇州号碼」ってナニ?という方は、筆者が香港旅行したときのこちらのレポートをどうぞ。
香港食その133番外編・瑞記咖啡の値段表を解読するの編
あと、店内には香港の雑誌「東周刊」もありました。
香港版「Friday」みたいな週刊誌です。
香港の道端の雑誌スタンドで売っているのをよく見ます。
広東語なので解読不能ですが、香港にいるような雰囲気にさせてくれます。
というわけで、半年ぶりに訪れた飯田橋の「香港贊記茶餐廳」。
メニューが増えて、かなりリアル茶餐廳に近づいてきたように思いました。
やや客足が減っているのが心配ですが、是非とも元気に営業を続けてほしいです。
その他のお店はこちらをどうぞ。
東京に居ながらにして香港に行った気になれるお店一覧