香港食その196 海怡半島をウロウロして「金奇麵飽西餅」にて街角のセラドゥーラを買い食い@利東

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2017/01/03
香港旅3日目の午後。
開通したばかりの「MTR南港島線・東段」に乗って、終点の「海怡半島 South Horizon」駅にやってきました。
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地下深い駅なので、長~いエスカレータで地上に出ます。

ちなみに、ここが「海怡半島」

香港島の南端・香港仔(アバディーン)の対岸にある小さな半島です。

地上に出ると・・・。
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やや寂れた感のあるショッピングセンターがあり。

その周囲は、高層マンションが林立しています。
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香港の郊外エリアにありがちな光景。

北の方に延びる下り坂の歩道を下りてみます。
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殆んどが山になっている島なので、アップダウンが多いです。

島の北岸にあるのが「鴨脷洲風之塔公園」

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香港仔と海を挟んで反対側にある公園です。

対岸には、香港仔の高層マンションがそびえたち・・・。
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港に残る古めかしい船の姿が、古き良き時代の香港を思い起こさせます。

「サンパン(舢舨)」も元気に活躍中。
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香港仔側の公園から、遊覧船の営業をしていたりもします。
西貢でもよく見かけます。

公園内には、天后廟もあり。
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香港の至る所にあるお寺。
地元の人々が願掛けに訪れていました。

お正月はとっくに終わったものの・・・。
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まだ「聖誕快楽=メリークリスマス」の装飾がありました。
いつまでクリスマスなんですか・・・?

で、この公園のメインイベントがこちらの「風之塔」
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伝統的な漁船の帆をイメージして作られた展望台です。
説明書きによると・・・。
この塔には太陽電池が備え付けられており、夜になると発電した電気で帆に取り付けられたLEDを発光させることができるとのこと。

また、帆には風力センサーがついていて・・・。
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風力に応じて光り方が変わるようです。
無風だと緑色で全点灯。
風が吹くと、風力に応じて線上に光るオレンジ色の本数が1本から4本に増加。
猛烈な風になると、4本全部が赤く光るとのこと。
今は昼間なので、残念ながら発光している様子を見ることはできず、でした。
今度夜に対岸の香港仔に行ったときは、注目してみることにしよう。

「風之塔」からの眺め。
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少し高いところから、香港仔の港の全景を見渡すことができます。
人は少なく、のんびりとした雰囲気。
香港の若者のアベック(死語)がイチャイチャしていたので、雰囲気を壊さないように退散・・・。


園内の建物には・・・。
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昔、漁港として賑わっていたころの香港仔の様子を説明した展示物がいろいろあり。
上の写真は、船を陸揚げするときに使った巨大な滑車です。

さらに公園内には・・・。
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6月の香港の恒例行事「ドラゴンボートレース」に使われるボートも展示されていました。
地味な公園でありながら、なかなか興味深いものを見ることができました。

公園に隣接したちょっとした平地の部分には・・・。
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「鴨脷洲大街」沿いに昔ながらの小規模な商店街が広がっています。

小腹が空いたので、テキトーなお店で何か買って食べよう・・・。
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「金奇麵飽西餅」
地元系のケーキ屋さんです。

店頭のショーウインドウを見ていると・・。
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好物の「セラドゥーラ(木糠布丁)」を発見!
ポルトガル発祥のスイーツで、お隣のマカオ経由で?ここ香港でも時々見かけることがあります。
「木糠布丁」は、直訳すると「木くずのプリン」。
ココナッツ・ムースの上に降りかかっているビスケットの粉末が、木くずに見えるということなのでしょう。

お店に突撃する前に、スマホアプリ「Hangping Cantonese(姉妹ブログの解説記事へ)」で「木糠布丁」の広東語の読み方を調べます。
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「むっほん・ぽうでぃん」
ふむふむ、なるほど。

では店内に突撃して、店員さんとの格闘開始。

私 「むっほん・ぽうでぃん、プリーズ」
オバさん店員 「むっほん・ぽうでぃんあ~!?(木糠布丁かね!?)」
私 「イエス、イエス」
オバさん店員 「げいどーごー?」
私 「???」

広東語の「げいどーごー?」って何だろう。
明らかに私に向かって何かを問いかけているようです。

「げいどー」って、人数を訊くときの「げいどーわいあー(幾多位呀)」の「げいどー」かなぁ・・・。
そこでひらめいた!(by あばれはっちゃく)

「げいどーごー」→「幾多個」
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How many pieces=「何個にしますか」と理解。
心地よく脳細胞が接続されました。

私 「ええと・・・やっこー!(1個)」
オバさん店員 「ヤッコー、OK!」

というわけで、辛うじて無事にセラドゥーラ(木糠布丁)16HKDを獲得。
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先ほどの公園の椅子にて頂きます。
お味のほうは・・・まあまあ。
ココナッツムース部分が、ややヨーグルト風味な感じで、あまりココナッツ風味はありませんでした。
まあ、街中にある普通の庶民的なケーキ屋さんですからね・・・。
やはりマカオのポルトガル料理のお店で食べるセラドゥーラは一級品なんだなあ、と再認識させられたのでした。

庶民的デザートで一服した後は・・・。
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「利東駅」から再びMTR南港島線に乗って、香港中心部に戻ります。

本日の広東語:香港やマカオのお店で品物の個数を訊かれるときは「げいどーごー?(幾多個)」。

というわけで、次回は灣仔ウロウロの編